この無尽燈は大隈源助が考案したもので菜種油を用いて油が減ってくると右のつまみを回し中の台座を上へ持ち上げて長時間灯がともっていることから無尽燈と名付けたようである。
この台座にのった無尽燈は川上澄生のランプシリーズの版画に使われて人気を呼び、大隈源助商店は昭和の初めまで浅草橋の大通りに面して、測量器具、眼鏡、時計、ガラス器具などを販売する店を構えておりました。
この無尽燈には、もう一つ別の箱が付いており、表書きには「無尽燈」、蓋の裏には「嘉永五年孟冬」と書かれているまた、この無尽燈には分解図と大隈源助商店の引き札のコピーが付いております。
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