瓦灯は瓦土で焼き固めた灯具で、通常は釣り鐘型の上部に火皿を置いて使い、風のある時や夜寝る時に火を釣り鐘型の内に収めて使用した。 この瓦灯は上部に火皿を乗せる場所に宝珠があり、火皿を乗せられない様になっていることから、この瓦灯は夜間専用に使われていたのではなかろうか。 この形は非常に珍しく、瓦の質も上等である。 高さは29cm