石があたる火打金の鉄のところに「吉井中野屋女作」と銘が入っているところから、この火打金は江戸時代に作られたものと思われる。 石をいれる袋は鹿皮で出来ていて、肌ざわりが柔らかく手にしっくりとくる。 差しは鹿角製で、先のところに折り返しがあり、帯から抜けにくく出来ている。