平成23年10月
人が大勢集まる大きな居酒屋、湯屋、遊郭などの天井に傘形の行灯が用いられた。
形は丸、四角、六角、八角などがあり、大きい傘の反射効力は予想しより以上に大きく、置行灯とは比較にならない明るさを八方に及ぼすことが出来た。
八間先まで明るくすることからも、八間、八方と言われた所以である。
幕末横浜の遊郭に正装した太夫が居並び、その天井に三つの八間が吊下がった三枚摺りの浮世絵がある。
この八間は六角で長さは70cmである。
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